牛飼いの遺言

00000321188268main image
牧場見学、牛舎にて

初めまして、ウチダです。 東京丸の内の外資系金融機関に勤めておりましたが、Over40にして無職になりました。 と、言うワケで目指すは北の大地でしょ!

流刑の地という印象が強い網走ですが、よく考えると、そこは世界自然遺産、知床半島のお膝元。 雄大な大自然と地元の人々との交流を求め、いざ網走へ。

イキナリ観光気分が一掃されたのは、最初の見学場所の牧場で伺ったお話。

東京で暮らしていると、税金は支払うモノという認識が強いのですが、どうやら、地方で暮らす人々は少しばかり感覚が違う様です。それを今回強く感じたのが、牧場の事業継承に関するミーティングでした。

80歳を超える年齢の牧場主から、1時間強、牛の飼育に関しての難しさを滔々と語られ、肝心の具体的な事業の見通しに関してはノーコメント。 ”牛を愛する心と覚悟が無いと、牛飼いにはなれない!” とキメ台詞で締めくくられちゃいました。 ”え、それが事業継承で一番大切なコトなの・・・?” あとで現地を案内してくれた人がこっそり耳打ちしてくれたのですが、 ”地方ではおカネの話と言えば、補助金がすべて。マーケティング関連の話題はちょっと難しいわね。”

これまで、一次産業の個別の事業計画に基づいて、経費の一部を補助する仕組みが国の政策として広く行われていると認識していたのですが、どうやら現実は、国の補助金メニューに従って、一次産業の事業者さんは行動しているようです。

産業競争力を失ったと言われて久しい、日本の一次産業。それが真実なのか、補助金を受給する為の方便なのか、ホントの姿は分りませんが、国の一次産業に対する政策誘導は、どこかで決定的なミスを犯したのは間違いなさそうです。

Written by

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
writer
00000321188576image
内田有美子

証券会社入社後、金融一筋。
東京生まれの東京育ち、東京大好きっ子であったが 本当の豊かさは地方にあるのではないかと思う今日この頃。