小田原厚木道路は世界の自動車文化を牽引する!

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小田原厚木道路、平塚インターチェンジより

 東京から伊豆・箱根方面にドライブする時に、多くの人が利用する小田原厚木道路。 ここはスピード違反取締で毎日大繁盛している、神奈川県警のドル箱路線だ。  理由は簡単で、制限速度が70kmに設定されており、東名高速道路(制限速度100km)からそのままのリズムで安全運転していると、ほとんどのドライバーが法を犯すことになる。

自動車の聖地として有名なニュルンベルクサーキットで鍛え上げた高性能な車両で走ろうものなら、速度を抑制するのに恐るべき忍耐力を要する。  最近この道路を走っていて、自動車文化について考えさせられた。唐突だけど、小田原厚木道路こそ、世界の自動車文化の聖地になるかもと。

消費者が自動車に求めるモノは、機能性と所有欲だと一般的に考えらており、大衆車も高級車も高性能化に邁進している。  また恐らく事故予防の観点から、自動車の運転が苦手な人を意識して、運転することは、”苦痛・危険”って前提で高性能化してるよね。静寂に包まれた車内空間で、ストレスフリーでだれでも速く走れる状態を提供することは素晴らしい。  だけど一方で、それは運転するという濃密な体験を奪うワケで、ややもすると、特急列車に乗せられている感覚になってしまう。まあこのあたりが自動車離れの一因だったんだなぁと痛感したワケ。

使用することや所有すること以上に、運転することに楽しさや感動を発見したい人達からすると、積極的に自動車を操作しスピード感を体感したいのに・・・。  そして”それこそが自動車文化の一丁目一番地でしょ!”って、大したパワーも無く、ノイズも酷いポンコツなんだけど、運転する喜びに溢れているイタリア製の小型車が、小田原厚木道路で教えてくれたのでした。

速さに対する体験や気持ち良さをどのように演出するかが、自動車開発の今後の重要なテーマになるとしたら、小田原厚木道路こそ最高のテストコースだ。  時速70kmで気持ちのイイ速さを体験させる車作りは、ディズニーランドのビックサンダーマウンテンに通じるものがある。That`s エンターテイメント!まさに文化創造!  小田原厚木道路で新たな自動車文化が花開くかも・・・?

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平山雅一

株式会社BFT 代表取締役