歴史たなびく姫路城

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お堀に囲まれた姫路城全景は、相当な広さ!!

姫路城―――。「いつかは行ってみたい」と後ろ髪をひかれながらも、何度 新幹線で通過したことでしょう。そしてついに……大阪へ行くついでに足を延ばして、姫路城を堪能してきました!

姫路駅に降り立つとすぐに目に入るのは、駅構内に設けられたNHK大河ドラマ「軍師 官兵衛」のコーナー。様々なグッズが官兵衛の生き様を紹介しています。中でも私はチラシの「その男、天下に秘する野望有り」というフレーズから官兵衛の生き様が走馬灯のように頭の中を駆け巡り、よろめくほどのときめきを感じました。か、かっこいい…! 秀吉の右腕として戦国の乱世を生きながらも、実力があるがゆえに恐れられ、左遷を命じられた半生。ひっそりと暮らす中での後年、関ヶ原の戦いに際して、天下への思いを掛けたのろしを上げたものの、1日で決着がついたことで 手柄を家康に丸渡しした老年期までが、その一言に込められていたのです。

ロールプレイ型で楽しむ歴史勉強会『ラブい歴史の会』に参加する中で日本史の魅力に気づいてから、旅先の風景にその土地の歴史背景を重ね、ロマンに酔うのが私の大きな楽しみです。ささやかな予備知識を胸に、さっそく姫路城へLet’s Go!!

最初に砦のような建物が形作られてから、秀吉によって三階建てとなり、戦国時代後期に黒田氏によって城郭規模へと築城され、関ヶ原後に池田氏がいまのような豪華なお城を作り。壊城令を免れ。戦火を逃れ。世界遺産となり、50年ごとに 改修工事を重ねている 姫路城。

門から全景を見回し、広さは皇居に次ぐというそのスケールに圧倒されました。中には石畳の道があり、季節の花が楽しめる広場があり。ライトアップされた迫力ある甲冑や、国の重要文化財に指定されている櫓(やぐら)の工具などが展示されており。木漏れ日の差す城内には、豊臣秀頼と死別したのち本多忠刻の妻となって姫路城に入った千姫の遊びを丁寧に再現した空間など、一つ一つから重みが伝わってきて とても豊かな気持ちになりました。

何よりおもしろかったのは、ポジティブな「建て替え改装中」の捉え方。ふつう、足を運んだ場所が改装中だと「なぁんだ、がっかりー!」となってしまうのですが、姫路城は「今しか見れない貴重な場面」として、改装工事中の光景を分かりやすく解説しながら魅せてくれるのです。これには外人さんも興味津々でした。そして地元の人は、その技術に誇らし気。「前回は60年前だったからなぁ、その時は・・・。」なんてお話をしています。 長い歴史を刻んできた姫路城にとっては、建て替えという投資がどれだけ大切なことか。それをお城の関係者も地元の皆さんも、よく分かっていたんですね。

広い場内を着物で回っていると、「壇蜜さん?」と声を掛けられました。いえいえ、違います(着物の人は壇蜜だと思うらしい。)とはいえ、着物でお城を回る観光客はあまりいないようで、関係者の皆さんがとっても喜んでいました。景観にもよく合いますし、ぜひみなさん着物で行きましょう♪

また、お堀を周遊する舟があるとのことで、時間を見て乗ってきました。視点が水面に下がることで城壁の裾野のりりしさや風に揺れる緑も心地よく、まるでタイムスリップしたかのような優雅なひとときでした。隣接している遊園地も見えたりして、お城の構成もよく分かるのでおススメです!

たなびく歴史とともに、生き続ける姫路城。それを誇りに思い、育んできた地元の人たちの想いが、時代を越えてなお姫路城の存在を際立たせているのを強く感じるひと時でした。

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松原美里
エクレス子どもの家保育園 施設長
LOVEあばしり 代表/UmehanaRelations 代表

北海道網走生まれ、父の転勤で道内(留萌・釧路・北見)・道外(青森・山梨)を回り、中高を網走で過ごして横浜・東京へ。
保育士・児童養護施設職員を経て「子どものためには、大人が輝く背中を見せること」とUmehanaRelationsを立ち上げ、
子育て支援事業(執筆・監修・講演)と保育士コミュニケーション講座を主催。
現在は横浜の保育園施設長の傍ら、地元網走の市民活動を楽しんでいる。
趣味は歴史・鉄道・写真・着物。

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NHK大河ドラマ 軍師官兵衛のお膝元 姫路のにぎわいは、駅内のコーナーにも!
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姫路城へ行くなら、着物がおススメ。景観にとてもよく合います。
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石を集めるのに苦労したといわれる城壁は、さすがに立派な風格です。
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迫力満点な甲冑たちが、あなたをお出迎え♡
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迷路のような城内。それにしても、どこを撮っても絵になります。
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修理の詳細が細かに紹介されています。これはもう、エンターテイメント!
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外人さんが熱心に見入っていました。なかなか見れない光景です!
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これまで幾度もの地震を体験している姫路城。耐震設備もバッチリ!
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歴史にまつわるエピソードと情緒を感じながらの乗船。