地方では、花嫁は荒野から生まれる

00000329665619main image
花嫁はここから生まれる

個人的なことなんだけど、ウチの嫁さんはお花屋さんだった。正確には婚礼のお手伝いをするフラワーアレンジメント。なので、成り行きで私もブライダル業界の人達と接点を持つことに。

イロイロ興味ある話をしてくれたんだけど、まあ、結論不況業種なワケですな。

幸せを売る職業のハズなんだけど、生涯一度のイベントをサービスするワケだから、ぶっちゃけクレーム多いし、残業・重労働・低賃金なんて当たり前。サービスを提供する人達の現場が不幸って言うのが、皮肉だったなぁ。

未婚率の上昇と共に、需要が弱含みで、過当競争の状態にあるのが原因らしい。そんな話を聞きながら、未婚率のことを経済学的に(?)考えてみた。

結婚の価値(期待感)と未婚率の関係を考察した場合、結婚の価値が高まると結婚する人が増えると思うのは大間違い。どう考えても、結婚の価値が高まると、結婚総数は減るんだよね。

結婚したくても、結婚への期待感が高く、結婚価値が上昇し、条件を満たす人や条件を満たせる人が少なくなるので、結婚できる人が減るって感じ。 逆説的に考えると、結婚の価値を下げれば(期待感が低くなれば)、結婚総数が増えるハズ。 ”まあ、一回結婚しとこうかな。”ってお気楽な感じで、未婚率は低下するイメージね。

国は未婚率の上昇や出生率の低下に歯止めをかけようと、福祉予算の増加に熱心だけど、自分がもし厚生労働省の政策担当者だったら、結婚に対するイメージ戦略に予算を投下するねぇ。 ”結婚=永遠の幸福”みたいな幻想が未婚の人達に蔓延し、結婚への期待感が上昇して、パートナーへ過度の要求が発生し、結婚への障害になちゃってるんだったら、

生活を共にすることを自治体に届ける制度=結婚=課税単位(世帯)

と無味乾燥な感じにして、結婚に対する期待感を暴落させれば、結婚総数は増えるハズ! ”まあ結婚したほうが税金がお得なんで、結婚しとく?”みたいな感じで、結婚に対する荒唐無稽で過度な期待を払拭すると、結婚総数は増えるという寸法だ。

現実として、都会と比較して地方の未婚率が低い理由の1つは、結婚価値の下落だろう。 生活圏にテレビドラマのような結婚が存在しない為、必然的に現実的になるワナ。

一方都会にいると、生活圏にテレビドラマのような結婚はあるし、パートナー候補も多いと錯覚しちゃうし、ブライダル事業者が幻想世界をデッチあげ、結婚価値を上昇させている。

豊穣の大地を夢見る、国を持たぬ民のように。

でも現実として花嫁は、豊穣な大地を夢見る心からではなく、無味乾燥な荒野を受け入れる諦観から生まれてくるんじゃないだろうか。

あれ、え、ウチの嫁さんもそうなの!?

Written by

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
writer
00000322438446image
平山雅一

株式会社BFT 代表取締役